皮膚科

皮膚科について

  • 皮膚科は皮膚やアレルギーなどの疾患に対応する科目です。
    痒みやフケ、脱毛、べたつく、皮膚の炎症など様々な症状が現れ、症状の度合いも様々です。皮膚自体に問題のある場合や、その他の要因が皮膚に現れてきていることもあるため、全身の状況を見ながら診断を進めていきます。

    当院には皮膚科認定医が在籍しておりますので、あらゆる皮膚トラブルにおいて質の高い医療をご提供することができます。ぜひご相談ください。

  • セカンドオピニオンとしてもご来院いただけます

    「他の動物病院で診てもらったけれど、なんとなく診断結果に不安がある」「他の先生の意見も聞いてみたい」という場合には、ぜひ当院をセカンドオピニオンとしてご活用ください。皮膚科認定医による診断を受けていただくことができますので、ご安心いただけるはずです。
    ご来院の際は、お手数ですが以下の問診票に必要事項を記入してお持ちください。

    問診票

こんな症状に対応しています

  • 皮膚のかゆみ
  • フケが出る、多い
  • 毛がよく抜ける
  • 毛艶が悪い
  • 皮膚のべたつき
  • 皮膚の赤み
  • ブツブツがある
  • ガサガサ・ゴワゴワしている
  • 皮膚の黒ずみ
  • しこりがある

上記のような症状があれば、皮膚疾患の可能性があります。

代表的な皮膚科の病気

  • わんちゃんの皮膚科の病気

    犬アトピー性皮膚炎

    犬アトピー性皮膚炎とは、慢性的なしつこいかゆみを伴う皮膚疾患のことです。皮膚のバリア機能が弱いわんちゃんによくみられる症状で、遺伝が大きく影響していることがわかっています。症状を抑えるためには、かゆみを抑えるお薬やスキンケアなどの適切な治療が必要です。
    犬アトピー性皮膚炎の診断は、かゆみを伴う「ノミアレルギー」「疥癬」「毛包虫症」「膿皮症」「マラセチア」「食事アレルギー」などの皮膚疾患を除外して行われます。時に除去食試験やアレルギー検査を行うこともあります。

  • 膿皮症

    膿皮症とは、細菌感染が原因の皮膚炎のことです。暖かい季節になりやすいと言われており、発症すると発疹やかゆみなどの皮膚症状が現れます。
    梅雨などの環境的な要因や、アトピー性皮膚炎・脂漏症などの疾患が要因となるケースなど、発症の原因は様々です。かゆみのない快適な生活を送るためにも、原因を突き止めて正しい治療を行う事が大切になります。

  • マラセチア性皮膚炎(脂漏性皮膚炎)

    マラセチアとは、動物の皮膚や外耳道に常在する酵母菌のことです。皮膚常在菌のバランスが崩れることでマラセチアが増殖し、抗原刺激によって皮膚にかゆみや赤みなどのアレルギー反応が引き起こされます。
    マラセチア皮膚炎の好発犬種として、コッカー・スパニエル、プードル、ダックスフンド、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、シー・ズー、柴犬が報告されています。マラセチア皮膚炎を発症した場合、外耳、口唇、鼻、肢、指間、首の腹側、内股、会陰部などに病変が起こりやすくなります。

  • ねこちゃんの皮膚科の病気

    皮膚糸状菌症

    皮膚糸状菌症は、糸状菌という真菌(カビ)による感染症です。
    ねこちゃんの皮膚や毛などの細胞に侵入して増殖すると、かゆみ、発疹、フケ、円形脱毛などの様々なトラブルが発生します。炎症の強さや感染状況によっては、患部の腫れや漿液が出ることもあるでしょう。
    発症しやすい部位はねこちゃんの頭部、顔、前肢などが多い傾向にありますが、全身の至る箇所で見られます。

  • 猫アトピー性皮膚症候群

    皮膚に強いかゆみや炎症が出る疾患です。
    ねこちゃんが特別アレルゲンに弱いというわけではなく、原因はまだ解明されてはいませんが、遺伝的なものだったり、ストレス、温度や湿度なども関係していると言われています。
    これにかかったねこちゃんは強く皮膚を搔きむしったり舐めたりといった行動が見られます。関連して気管支炎や喘息を引き起こす場合もあるので、注意が必要です。

皮膚科で行っている検査

  • 押捺検査

    スライドやテープを皮膚に押し付け、染色鏡検し、細菌や真菌の検出と炎症細胞や腫瘍細胞の評価などを行う検査です。

  • 毛検査

    採取した被毛を用いて鏡検し、真菌や寄生虫の検出や脱毛症の評価などを行います。

  • 皮膚掻爬検査

    皮膚を掻爬し、採取した掻爬物を鏡検して寄生虫・糸状菌の検出を行う検査です。

  • 培養検査

    被毛や鱗屑などを採取し、真菌などを検出したり、膿を採取し細菌などを検出する検査です。

  • 病理検査

    病気によって変化が出ている部分の細組織を採取し、顕微鏡で観察しながら診断を行います。当院にて鎮静、麻酔下にて採取した後、検査は外部に委託して診断を行っています。

  • 一般血液検査及び内分泌検査

    皮膚病の原因の特定のために血液検査を行います。

「シャンプーマシン」を導入しています

  • 当院では、炭酸泉を出すこともできるシャンプーマシンを導入しております。
    こすり洗いの必要がないため、地肌にやさしく、シャンプーの時間が大幅に短くなりました。水圧を利用して洗うため、わんちゃん・ねこちゃんの毛穴の汚れまできれいになります。
    また炭酸泉ケアを行うと、新陳代謝の向上や地肌のコンディションが整うため、本来の毛艶がよみがえると言われています。弱酸性で低刺激かつ除菌効果も期待できるため、脂性・乾燥肌・アトピー性皮膚炎などの皮膚炎・関節が弱いわんちゃん・ねこちゃんにおすすめです。

  • シャンプーマシンの特徴

    • 時間短縮

      シャンプーの時間・ドライの時間を大幅に短縮できるので、わんちゃん・ねこちゃんへの負担を軽減します。

    • 高い洗浄力

      シャワーヘッドからきめ細かな泡が出て、水圧と泡の力でしっかり汚れを洗浄します。体臭もきちんと除去できます。

    • やさしい洗い心地

      手洗いに比べ、皮膚への刺激が少なくて済みますので、わんちゃん・ねこちゃんへのストレスを軽減。敏感肌の子も大丈夫です。

  • 炭酸泉の効果・効能

    • 美しい毛艶へ導く

      トリートメントなしでもしっとり・サラサラ・ツヤツヤの毛並みへ。

    • 地肌ケア

      炭酸が汚れをしっかり洗浄し、コンディションを整えてフケなどを防ぎます。

    • 新陳代謝・免疫力の向上

      毛細血管の血流が大幅に増加し、身体の内側から改善されます。

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